Wednesday 22 October, 2014 [長年日記]
_ [LaTeX] PGF/TikZとPSTricksとの比較(3)座標
両者とも座標を用いて描画をするが、たまたま座標軸の方向は同じで数学などでグラフを描く(x,y)座標をつかう。ただしscaleの取り方は両者で異なる。
- PGF/TikZ デフォルトで座標軸上の1が10mmとなっている。たとえば10mmの線分をx方向とy方向に書きたいときは、
\begin{tikzpicture}
\draw (0,0) -- (1,0);
\draw (0,0) -- (0,1);
\end{tikzpicture}
とすれば良い。あるいは
\begin{tikzpicture}
\draw (0,1) -- (0,0) -- (1,0);
\end{tikzpicture}
とすることもできる。\draw
は線分を描画する命令である。命令ごとにセミコロンを打つことに注意。
またx方向とy方向とそれぞれで拡大縮小をすることも可能である。
\begin{tikzpicture}[xscale=2,yscale=3]
\draw (0,0) -- (1,1);
\end{tikzpicture}
\begin{pspicture}
\psline (0,0)(1,0)
\psline (0,0)(0,1)
\end{pspicture}
とすれば良い。あるいは
\begin{pspicture}
\psline (0,1)(0,0)(1,0)
\end{pspicture}
とすることもできる。\psline
は線を描画する命令である。こちらではセミコロンを不要である。
またx方向とy方向とそれぞれで拡大縮小をすることも可能である。
\begin{pspicture}
\psset{xunit=20mm,yunit=30mm}
\psline (0,0) (1,1);
\end{pspicture}
として\psset
を使ってパラメータを設定する