Saturday 11 October, 2014 [長年日記]
_ [LaTeX] LaTeXでプレゼン用slideを作る(1)Prosper
最近になってLaTeXをできるだけ使うようになってslideもLaTeXで書きたいと調べてみた。いわゆるワープロソフトと異なりLaTeXは文書構造をContentsとStyleとで分けて取り扱うので、文書を書くときはとりあえず内容を書いてしまってから全体のStyleを設定すればいいので頭の切り替えがやりやすい。いろいろ修正しているうちに文書の一部だけFont設定や文字サイズが違うとか行間や段落の設定などについて全体をcheckしないといけないことになることはめったにない。 slideを作るときについても広く使われているPowerPointやKeynoteは非常に便利であるが細かい設定ができるだけに一枚一枚の設定が違ってしまうことが起こりうる。そういう点でLaTeXの特徴を生かしてslideを作りたいと調べてみた。私は使ったことがないが以前から有名だったのは
Prosper
というclass
であるそうだ。
documentclassに
% \documentclass{prosper}
と指定してプリアンブルに必要なpackageを
\begin{document}
\begin{slide}{<slide title>}
.
\end{slide}
\end{document}
ということでslideを作ることができる。たとえば付属しているExample.tex
からはこのようなslideができる。
しかしprosperはその後HA-prosperとなったが開発が停止してobsoleteとなっている。現在はこのあと紹介するPowerdotとして開発が続けられている。