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Monday 20 October, 2014 [長年日記]

_ [LaTeX] PGF/TikZとPSTricksとの比較(1)Template

最終的にBeamerPowerdotのどちらかを主に使うことになりそうだが、当面はできるだけ併用してそれぞれの特徴をつかんでいこうと思う。まずはそれぞれのgraphicsエンジンであるPGF/TikZPSTricksをちょっと比較してみよう。 まずは基本的な枠組みを比べてみる。
  • PGF/TikZ
  • %% Sample of TikZ
    \documentclass{article}
    \usepackage{tikz}
    \begin{document}
     
    \begin{tikzpicture}
     -ここに描画命令が入る -
    \end{tikzpicture}
     
    \end{document}
    
  • PSTricks
  • %% Sample of PSTricks
    \documentclass{article}
    \usepackage{pstricks}
    \begin{document}
     
    \begin{pspicture}
     -ここに描画命令が入る -
    \end{pspicture}
     
    \end{document}
    
    pstricksというpackageはいわゆるcoreの部分であり描画命令によっては追加のpackageが必要となる。もし手間を省いて全部入りにしたければ
    \usepackage{pst-all}
    
    とすればよい。

_ [LaTeX] PGF/TikZとPSTricksとの比較(2)文書または図の作成

  • PGF/TikZ
  • BeamerがそうであるようにTikZdvipdfmxとの相性が良くない可能性がある。しかしpreambleで
    \usepackage[dvipdfmx]{graphicx}
    \usepackage{tikz}
    
    とするかここにあるように
    \def\pgfsysdriver{pgfsys-dvipdfmx.def}
    
    とするといいらしい。問題がなければ
    % latex tikzsample.tex
    % dvipdfmx tikzsample.dvi
    
    でPDFが作成される。
  • PSTricks
  • PowerdotとPSTricksはdvipdfmxには対応していないのでdvipsを用いないといけない。
    % latex pstsample.tex
    % dvips pstsample.dvi
    % pstopdf pstsample.ps
    
    でPDFが作成される。
もし作成した図を通常のA4やLatterサイズの文書の中に配置をせず図だけを作りたい場合は
\documentclass{standalone}
とすると図のサイズのPDFが作られて\includegraphicsなどで別の文書に取り込むことができる。

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