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Monday 02 March, 2015 [長年日記]

_ [BSD][Mac][Emacs] Emacs on MacOS X (1)

しばらくのあいだEmacsの設定をいろいろ試していたら、MacでもEmacsを使うようになる方が良いかということで調べてみた。いくつか新しいものも見つかったのでメモしておく。

  1. MacOS XにpreinstallされているEmacs
  2. MacOS XにはすでにEmacsがインストールされている。

    % which emacs
    /usr/bin/emacs
    % /usr/bin/emacs --version
    GNU Emacs 22.1.1
    Copyright (C) 2007 Free Software Foundation, Inc.
    GNU Emacs comes with ABSOLUTELY NO WARRANTY.
    You may redistribute copies of Emacs
    under the terms of the GNU General Public License.
    For more information about these matters, see the file named COPYING.
    ということでEmacs 22.xと古くX11にも対応していない。使えないこともないが、Terminalだけで使うのはもったいないしせっかくだから新しいものを使いたい。

  3. sourceからコンパイル

    MacOS XはUNIX系OSと同じようにsourceからcompileすることも可能である。たとえばお作法通りに

    % curl ftp://ftp.jaist.ac.jp/pub/GNU/emacs/emacs-23.4.tar.gz -O
    % tar zxf emacs-23.4.tar.gz
    % cd emacs-23.4
    emacs-23.4% sh configure --prefix=/usr/local
    emacs-23.4% make 
    というようにcompileすることができるが、必須なLibraryが入っていない時にconfigureできないこともある。

  4. HomebrewやMacPortsを使う

    他のUNIX系アプリと同じようにHomebrewやMacPortsを使う方が関連するLibraryも合わせてinstallしてくれるので手間がかからない。このあたりのことは下記のようなサイトが参考になる。

  5. Carbon Emacs
  6. 上記サイトにも書いてあるが、Macのapp形式のEmacsも以前から用いられてきた。Carbon applicationがこのサイトで配布されていた。ただしEmacs22ベースのものでその後更新されていない。

  7. Cocoa Emacs
  8. 同じくapp形式のうちCocoa applicationはここで配布されている。現時点での最新版である24.4まで用意されている。実はemacs23からofficial sourceからcocoa形式のapplicationをcompileできるようになっている。
    % curl ftp://ftp.jaist.ac.jp/pub/GNU/emacs/emacs-23.4.tar.gz -O
    % tar zxf emacs-23.4.tar.gz
    % cd emacs-23.4
    emacs-23.4% sh configure --with-ns
    emacs-23.4% make 
    emacs-23.4% make install
    というようにconfigureのoptionに--with-nsを付けることでnextstep/とういデォレクトリの下にEmacs.appができるはずであるが、私のところ(Yosemite 10.10.2)では途中でエラーになってしまう。emacs-24.3あるいはemacs-24.4では無事にEmacs.appができた。このEmacs.appは通常のMac用アプリと同じでどこに移動しても動作するので/Applicationに入れておくのが便利である。


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