_ [LaTeX] PGF/TikZとPSTricksとの比較(1)Template
最終的に
Beamer
と
Powerdot
のどちらかを主に使うことになりそうだが、当面はできるだけ併用してそれぞれの特徴をつかんでいこうと思う。まずはそれぞれのgraphicsエンジンである
PGF/TikZ
と
PSTricks
をちょっと比較してみよう。
まずは基本的な枠組みを比べてみる。
%% Sample of TikZ
\documentclass{article}
\usepackage{tikz}
\begin{document}
\begin{tikzpicture}
-ここに描画命令が入る -
\end{tikzpicture}
\end{document}
PSTricks
%% Sample of PSTricks
\documentclass{article}
\usepackage{pstricks}
\begin{document}
\begin{pspicture}
-ここに描画命令が入る -
\end{pspicture}
\end{document}
pstricks
というpackageはいわゆるcoreの部分であり描画命令によっては追加のpackageが必要となる。もし手間を省いて全部入りにしたければ
\usepackage{pst-all}
とすればよい。
_ [LaTeX] PGF/TikZとPSTricksとの比較(2)文書または図の作成
- PGF/TikZ
Beamer
がそうであるようにTikZ
はdvipdfmx
との相性が良くない可能性がある。しかしpreambleで
\usepackage[dvipdfmx]{graphicx}
\usepackage{tikz}
とするか
ここにあるように
\def\pgfsysdriver{pgfsys-dvipdfmx.def}
とするといいらしい。問題がなければ
% latex tikzsample.tex
% dvipdfmx tikzsample.dvi
でPDFが作成される。
PSTricks
PowerdotとPSTricksは
dvipdfmx
には対応していないので
dvips
を用いないといけない。
% latex pstsample.tex
% dvips pstsample.dvi
% pstopdf pstsample.ps
でPDFが作成される。
もし作成した図を通常のA4やLatterサイズの文書の中に配置をせず図だけを作りたい場合は
\documentclass{standalone}
とすると図のサイズのPDFが作られて
\includegraphics
などで別の文書に取り込むことができる。